6月行事食

6月11日「入梅(にゅうばい)」

じめじめした梅雨時に、梅や大葉を使ったさっぱりとした食事をお出ししました。

主菜は、いわしを使ったさつま揚げにしました。

特に6~7月の「入梅」(梅雨の時期)に水揚げされるマイワシは「入梅いわし」と呼ばれ、1年の中で最も脂が乗って美味しいといわれています。

おやつは、パンナコッタの上に苺とぶどうのクラッシュゼリーを乗せた「あじさいパンナコッタ」でした。

「入梅」は「雑節」の一つで、中国でできた二十四節気に加えて、さらに季節の変化をつかむために補助的につくられた日本独自の暦です。

暦の上での「入梅」は、6月11日ごろにあたりますが、南北に長い日本では、実際の「梅雨入り」は、沖縄から東北地方まで1か月程度の幅があります。

このため「入梅」は暦の場合でのみ使い、気象上では「梅雨入り」を使っています。

(NHK気象ハンドブック P86ほか参照)

今年、関西地方の梅雨入りは平年より21日早く、5月16日でした。

梅雨明けはおそらく来月以降。

まだ梅雨は続きますが、体調を整えて元気に過ごしたいですね。

いわしは栄養豊富な魚としてよく知られています。

豊富な栄養素の中でも特にカルシウム、ビタミンD、不飽和脂肪酸が多く含まれています。

当センターではいわしのすり身を使用していますが、ご家庭で作る場合はフードプロセッサーやすり鉢等でペースト状にして下さい。

あんかけにして食べやすくしていますが、好みでポン酢やからし醤油でもおいしいです。